Be sure to remove sunscreen with a cleansing agent
夏にロードバイクで屋外を走る場合、日焼け止めを塗ることは必須だが、特に男性は日焼け止めを落とすことを行わない人も多い。日焼け止めは肌への負担があるため、しっかりと落とすことが大切。
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暑い時期にロードバイクに乗る際には、強めの日焼け止めを使う人は多い。特に、大量の汗をかくことも多いため、水に強いタイプの日焼け止めを使う事がほとんどだろう。
では走行後、日焼け止めはどうなるだろうか。洗顔料で顔を洗うことで幾分かは落ちるが、完全には落としきれない。また、時間が経てば勝手に落ちるものではない。
一方、強めの日焼け止めは肌への負担が大きく、洗い落とさずにいると、肌への負担がより大きくなる。
せっかく日焼け止めを塗って紫外線から肌を守っているのに、これでは本末転倒。強めの日焼け止めは専用のクレンジング料を用いて落とすことが大切。
水だけでは落ちない日焼け止めを落とすことができるクレンジング料。では、そのクレンジング料は何でできているのかというと、油分と界面活性剤が主な成分。
というのも、強めの日焼け止めは油性の成分でできており、油性の成分は水を弾き返してしまうから、水で洗い流そうとしても落ちにくいためだ。
ここで登場するのが油分と界面活性剤。界面活性剤を用いることで、洗い流す際の水と油分をなじませる橋渡し役として機能し、肌から日焼け止めが落ちていくという仕組み。
なお、クレンジング料はオイルタイプやクリームタイプなどの形状に分かれているが、油分と水と界面活性剤の配合量によって大きく変わる。
1つは油で落とすタイプ。これは主に油分同士の溶け合いによって日焼け止めを落とすもの。
ウォータープルーフタイプの日焼け止めは油の性質が強いので、水だけで落とすことは非常に難しい。
そこでクレンジング料の多くを占める油分と日焼け止めの油分が溶け合って、浮き上がったものを界面活性剤の働きで落とすという仕組み。なじませるために肌をこする必要がないのが特徴。
もう1つは油分を用いず、界面活性剤のみの力で落とすタイプ。このタイプは日焼け止め自体に界面活性剤が吸着して巻き取るような働きによって落とす仕組み。
ただ、このタイプは界面活性剤の分量が多いことと、なじませるために肌に摩擦を加えような動きが必要で、この2つの要因のため肌への負担が生じやすい。
では、何を基準に選べばいいのかというと、使用している日焼け止めの強さに合わせて使い分けるのがおすすめ。というのも、落とす力が強いクレンジング料は、肌への負担も大きいためだ。
日焼け止めを落とすという目的であれば、油脂系のクレンジング料がおすすめ。油脂系のクレンジング料は、敏感肌から普通肌の人までさまざまな肌質の人が使え、ウォータープルーフタイプの日焼け止めでも落とすことができ、更には肌への負担が高くないためだ。
このタイプのクレンジング料は、日々メイクをする人が用いるような化粧品メーカーが販売しているものは高価なものが多い。
ただし、ロードバイクで走行する際に用いるウォータープルーフタイプの日焼け止めを落とす目的であれば、エリデン化粧品のおひさまでつくったクレンジングオイルEなど、手に入れやすい価格のもので十分。
出典 Amazon
エリデン化粧品 おひさまでつくったクレンジングオイルE
クレンジング料を用いて日焼け止めを落とす過程は、肌にとって負担になりやすいため、正しい方法で適切な使用量を守ることが大切。使用前には必ず日焼け止めに記載されている使用量を確認すること。
クレンジング料を手のひらに適量の半分とる。適量は、商品によって異なる。クレンジング料に記載されている使用量を参考にすること。
お風呂でクレンジングを行う人もいるだろうが、手のひらが濡れている場合は十分な効果を発揮しないものもあるため、クレンジング前に手を濡らしていいのかどうかを必ず確認する。
最初は顔の皮膚の中でも比較的強い部分、額から鼻にかけてのTゾーンにクレンジング料を乗せて日焼け止めとなじませていく。ポイントは、こすらず乗せていくこと。
次に、手のひらにクレンジング料の残りをとり、頬などにもクレンジング料を乗せていく。伸ばすのではなく、軽く押さえるイメージ。
最後に皮膚が弱い部分、目元や口元などの細かいところにもクレンジング料を乗せる。ここはとくにやさしく、ていねいに行う。
ぬるま湯を使って、手早く洗い流していく。残ったベタつきは、その後に洗顔料を用いて洗顔をすることでベタつきも落ちる。
油分が多いクレンジング料を用いているからといってゴシゴシと顔をこすってはいけない。角層に傷がつき、肌あれを招く原因になる。クレンジング料は顔にのせるだけで十分なじんでいく。
使用する量が少ないと、クレンジング料を乗せる際に摩擦が起きるため、肌への負担が増える。クレンジング料に記載されている使用量を必ず確認すること。
クレンジング料を肌に載せた時間が長いと、肌のうるおいまで取りすぎてしまう。特に、クレンジング料は肌に負担がかかりやすいものが多いため、なるべく短時間で終わらせる。
クレンジングの時間は短かく、すすぎは長くという感じの時間配分で。全ての工程を約1分間で終わらせるようにする。
すすぎは適温で行うことが大切。すすぎのお湯が熱すぎると、肌が乾燥するし、冷たすぎる水だと油が固まって汚れが落ちない。温度は35度程度を目安に。
極端に言えば、メイクをせず、強い日焼け止めを用いなければ、クレンジング料を用いる必要はない。
春の終わりから秋の昼間は紫外線が強いため、長時間外を走行する場合は強い日焼け止めが必要だが、日々の自転車通勤など、朝や夜など紫外線が弱い時間に短時間外を走行する場合は、普通の洗顔料で落とせる日焼け止めで十分。
これなら、日焼け止めによる肌への負担や、クレンジング時の肌への負担が減るし、洗顔だけでいいので楽。購入の際は、洗顔料で落ちるかどうかを確認するとよい。走行する場面によって使う日焼け止めを変えることをおすすめしたい。
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