What to buy in other
ロードバイクに最低限必要なアイテムを25,000円以内で揃えるように調整してみた。最低限必要なアイテムは8アイテム9品と多く、適当に選ぶとなかなか25,000円では揃わない。ここではおすすめのアイテムかつ、予算内で抑えることに注力している。
予算にはペダルも含んでいるので、ペダルなしの人ならばここからさらに安くなる。なお、ここでは必要最低限でコストパフォーマンスに優れたものを紹介している。ロードバイクに慣れてきたら徐々にアイテムのグレードをアップしていこう。
完成車にはペダルが付属しないことが多い。そのためロードバイクを購入する際にはペダルも購入する必要がある。ペダルに足を固定できるビンディングペダルもあるが、初めての人はフラットペダルでいい(ロードバイクの使用用途による)。
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このMKS CT-LITEはプラスチック製のペダルと違い、ハードに踏み込んでも壊れにくいのはもちろん、価格も安い。色違いの黒もあるので、自分のロードバイクの色に合わせて選べる。
ロードバイク本体購入時に、お店にもっていけば取り付けてくれる場合も多いので、お店の人と相談するといい。というのも、ほとんどのロードバイクは注文してすぐに購入できるものではなく、後からの持ち込みになる場合が多いためだ。もちろん自分で取り付けるのもそう難しくない。
なお、ロードバイクに特化したペダルであるビンディングペダルはこの価格帯では手に入らない(シューズも必要)ので、別に予算を考えておく必要がある。その場合は、詳しくはロードバイクのペダルは断然ビンディングペダルがおすすめを参考に。
ロードバイクのメンテナンスをするうえで最重要アイテムである空気入れ。これがないとタイヤに空気を入れることができない。それまで使っていた普通の自転車用空気入れはロードバイクで使われている仏式バルブにほぼ対応していないので、別途購入する必要がある。
たまに空気を入れるレベルなので、自転車屋で借りればいいと思っていればそれは大間違い。タイヤの空気はロードバイクに乗らなくても徐々に抜けてしまうもので、空気を入れる頻度は思ったより多い。
多少空気が入っていると思っていても、空気圧が低いと小さな段差を乗り越えたときなど、思わぬところでパンクしてしまうので注意したい。
おすすめするのはPanaracer アルミ製フロアポンプの米式/仏式バルブ対応版。おすすめの空気入れのページでも紹介しているが、3,500円前後と価格が安いわりに特に問題ない使い勝手。適度なポンプの高さがあるので空気の入れ具合もスムーズにでき、ロードバイク初心者でも問題なく使いこなせるだろう。
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パナレーサー(Panaracer) アルミ製フロアポンプ エアゲージ装備 米仏オートヘッド
なお、携帯用ポンプはあくまでも携帯用なのでお勧めしない。携帯用ポンプは普通に空気を入れるだけでも大きな労力と時間がかかってしまうし、空気圧を測れないので十分に空気を入れているかどうかわからない。帯用ポンプはロングライドに出るときなどに使用するものだ。
夜間走行をしない人は必要ないが、暗い道を走らない人はそう多くないはず。つまり、ライトは必須アイテムだ。
自転車通勤をする人であれば夜間走行は当たり前だし、ツーリング時しかロードバイクに乗らないという人でも長いトンネルの時や、スケジュールが狂って夜間走ることだって考えられる。
ロードバイクでライトをつける目的は2つあり、一つは車や他のの自転車・歩行者に自分の存在を知らせるため。もう一つは、道路を照らし路面を確認できるようにして安全に走るためだ。特に後者の目的を達成するためには、ロードバイクは普通の自転車以上に速度が出るため、光度の低いライトでは路面を確認できず不十分だ。最低でも100ルーメンの明るさをもつライトを選ぶべきだ。
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安く抑えたいならおすすめはキャットアイ LEDヘッドライト VOLT200。
このライトは着脱が可能で、使わないときは外しておける。自転車通勤などで駐輪場に停める人は駐輪時にライトを外せるので、盗難されないので安心。
明るさは200ルーメンを超えているので、最低限の光量は確保できている。明るさ、手軽さなど、コストパフォーマンスが高く、初めてロードバイクを購入する人にはおすすめしたい。
価格はそこまで高くないが明るさは十分に確保できる。もちろん、USB充電式のモデルなので、繰り返し使えるので長い目で見たコストとしては安くなる。他のライトについては、「ライトの選び方とおすすめのライト6選」にて紹介しているので参考にしてほしい。
自転車は左側の道路を通行するのがルールなので、夜間に走るのであれば後ろから来る車に自分の存在を知らせる必要がある。普通の自転車ならば反射板がその役割を担っているが、ロードバイクのように高速で移動するのであれば反射板の光では心もとない。
しかし、何か知らせるものがないと車側からロードバイクを認識することがしづらく、事故につながりやすくなる。そこでテールライトを使って夜間でも後ろから来る車に十分に自分の存在をアピールする必要がある。
ちなみに、自転車のライトは前は白色、後ろは赤色と法律で定められている。昼間でもトンネル走行時などで使用することがある。
おすすめはキャットアイのセーフティライトOMNI-5だ。テールライトに求められる性能としては、「そこまで明るくなくていいが目立つこと」や「携帯性の高さ」「電池の持ちが長いこと」の3点。フロントライトと違い、ライトがついているかどうか走行中の判断ができない以上、電池の持ちが長いことは大切な要件だ。
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キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト [TL-LD155-R] OMNI5
セーフティライト OMNI-5はこのすべてを満たしており、さらには1,200円程度で手に入る手軽さだ。とくに、電池の持ちが長く、単四電池2本で、60~120時間ぐらい使えるので、毎日1時間使ったとすると最低でも60日は持つ。
鍵もロードバイクの使用用途によって何を選ぶかは異なるが、ここでは自転車通勤や普段使いで屋外・公共の駐輪場を使用する場合を想定する。
昨今、高価なパーツが装着されたロードバイクを集中的に狙う窃盗団がうごめいており、いったん街中に駐輪すれば、愛車は常に盗難の危機にさらされる。最も安全な対策は、バイクから離れないことだが、もちろんそんなわけにはいかない。となればやはり頑丈なロックが必要だ。
ここで必要な鍵の要件としては、「堅牢であること」「持ち運びしやすいこと」「地球ロックができること」の3点。
ロードバイクは普通の自転車と異なりスタンドがない。もしスタンドをつけたとしても軽いので普通に鍵をかけても本体ごと盗難されるのでリングロックでは意味がない。そのため、外出時には必然的に何かに立てかけて駐輪したり、駐輪場の固定レールに乗せるという方法をとる必要がある。ここでお勧めしたいのが、ABUS 1500 110と、PALMEY アルミシャックロック。
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ABUS 1500 110はチェーンロックタイプの鍵のスタンダードモデル。非常に堅牢性が高いので鍵を破壊される盗難に対応できるだけでなく、様々な場所で地球ロックができるというのもポイント。この鍵なら1100mmの長さがあるので、駐輪場の柵はもちろん、ほとんどのレール式駐輪場のレールとフレームを固定できる。
防犯性を高めるために、鍵の周りのチェーンカバーが目立つのもよい。遠くから「鍵をかけてます」というアピールができるのは窃盗防止としては効果が高い。また、このチェーンカバーは簡単に断裁できないようになっている。
重さも270gと、チェーンロックタイプの中ではまだ軽い部類。この重量なら日々の持ち運びもそんなに苦でないレベル。鍵はロードバイク乗車中はバッグにしまうか、肩からたすき掛けして運ぶとよいだろう。
チェーンロックタイプでこの鍵より防犯性が高いABUS STEEL-O-CCHAIN 880という鍵もあるが、重量が907gと重いのが弱点。重いと毎日持ち運びをしなくなるので、これぐらいのレベルに抑えておいたほうが無難。もちろん、駐車場所の危険度などから状況に応じた鍵を選ぶのは言うまでもないが。
この鍵、色は2色から選べるが、鍵つけてますアピールが高く、汚れが目立ちにくい赤をおすすめする。
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パナソニック(Panasonic) U型ロック SAJ080
ABUS 1500 110は非常に優秀な鍵だが、盗難防止力を上げるのであれば、もう一つ鍵をつけることをおすすめしたい。いわゆるダブルロックだ。こちらには携帯性が高く、堅牢性も高いU字ロックのパナソニック U型ロック SAJ080をおすすめする。このU字ロックの鍵は長さがないので地球ロックには向かないが、フレームと後輪(可能であれば柵など)をロックさせることができ、後輪の盗難にも備えることができる。
重さも355グラムとそこまで重いものではないので、普段はバッグに入れるなどしてもそこまで気にならないのがポイント。
ダブルロックするメリットはもう一つあり、自転車に鍵をつけたつもりでもうっかりしていてきちんとロックされていないことも多々ある。もしロックが一つの場合、無施錠状態になるので、とても危険な状態になる。ダブルロックであれば万が一、片方のロックをうっかりしていても、もう一つのロックがあるので安全だ。
上記の2点のセットであれば様々な場所で駐輪ができるだけでなく、万が一のロックミスにも対応でき、堅牢性も高く非常に盗難防止性が高いので、このダブルロックをぜひ検討してほしい。
ここでいうスタンドは外で自転車を立てかけるものではなく、メンテナンスに使用するためのスタンド。
基本的にロードバイクは普通の自転車のようにそのまま立てかけるのではなく、何かに沿わせて立てかけておくのが普通だが、メンテナンス時は別だ。メンテナンススタンドで固定してあげないと非常に煩雑な作業になってしまう。
もちろん、自宅で保管する時にも使える。風の吹きこまない玄関内や屋内駐輪場で保管する場合はメンテナンススタンドが便利だ。
おすすめはミノウラ ディスプレイスタンド DS-532。後ろタイヤ部分を挟み込んでタイヤを固定するメンテナンススタンドもあるが、慣れれば簡単とはいえ毎回の付け外しが面倒。一方でこのスタンドならフレームを持ち上げてひっかけるだけなので超簡単。
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空気を入れたりフレームを拭くなどの簡単なメンテナンスの頻度は高いだけでなく、ロードバイクを長く使うためには必須なので、スタンドに乗せることが容易なこのスタンドをそろえておこう。
ただし、このスタンド、家の外で駐輪用スタンドとして使用することはお勧めしない。倒れない作りにはなっていないし、強い風が吹いた場合、ロードバイクを倒してしまう可能性があるからだ。スタンドは立てかけることはできるが、万全のものではないということを覚えておきたい。
いざというときに頭部を守るヘルメット。ロードバイクの速度は非常に早く、万が一事故にあった場合、そのときヘルメットをかぶっているかそうでないかで、命にかかわる怪我を負ったり、酷い後遺症が残ったりするなどの可能性を激減させることができる。安全性は最重要項目なので、ロードバイクで走る場合は必ずヘルメットをかぶろう。
これまでかぶる習慣がなかった人にとっては面倒くさいと感じるかもしれないが、最近のヘルメットはフィット感に気を配って選びさえすれば、長時間かぶっても非常に蒸れにくいし、頭や体に負担にならないようにさまざまな工夫が凝らされているので、不快に思うこともないはずだ。
ヘルメットのおすすめはOGK KABUTO RECT。
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オージーケーカブト(OGK KABUTO) 自転車 ヘルメット RECT
レースに出場できるレベルの安全性が確保されているだけでなく、このメーカーは日本人の頭に合うヘルメットをリリースしているだけあって、このヘルメットも長時間かぶっていても違和感を感じにくい作りになっている。
ヘルメットはサイズ感が重要なのだが、このRECTはサイズを調整する機能が充実しており、アマゾンで販売されているM/Lサイズのものであればほとんどの人にジャストフィットできるのも大きい。それが証拠に、アマゾンで販売されているこのヘルメットはM/Lサイズしかないのだ。
色も複数種類あり、愛車のカラーに合わせて選べるので、ロードバイク本体、ウェア、ヘルメットと統一されたスタイリングも楽しめるのがうれしい。販売されている価格は7000円程度で、初めてロードバイクに乗る人にも優しい価格。 なおヘルメットの詳しい選び方については「ヘルメットの選び方とおすすめヘルメット」で詳しく紹介しているので参考に。
道路交通法ではベルの着用が義務となっている。ただし、ベルは歩行者などに注意を促すために使ってはならず、「ベル鳴らせ」の場所で使用することが求められている。ということで、ほとんど使わない。100円均一ショップに売っているベルもあるが、普通の自転車向けに作られており、ドロップハンドルやフレームにつけることができない。そのため装備できるものを購入しよう。
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キャットアイ(CAT EYE) ベル
キャットアイのベルはドロップハンドルにも装備でき、安い。使用頻度が極端に低いので音質などは考慮に入れない。あと、このベルがあるからといって歩行者をよけるために使用するのはNG。常に歩行者優先なのだ。
種類 | アイテム | 金額 |
---|---|---|
ペダル | MKS CT-LITE | 2,829 |
空気入れ | Panaracer アルミ製フロアポンプ | 2,745 |
フロントライト | キャットアイ LEDヘッドライト VOLT200 | 3,173 |
テールライト | キャットアイ セーフティライト OMNI-5 | 1,281 |
鍵1 | ABUS 1500 110 | 2,728 |
鍵2 | パナソニック U型ロック SAJ080 | 2,409 |
スタンド | ミノウラ ディスプレイスタンド DS-532 | 4,563 |
ヘルメット | OGK KABUTO RECT | 7,050 |
ベル | キャットアイ ベル OH-2400 | 518 |
以前に比べてかなりの値上げがあり、今回の価格調査では2.7万円を若干上回ってしまったが、最低限必要なアイテムなので、必要経費と割り切って揃えておくこと。
上記のアイテムは最低限必要な機能を有しているものを紹介しているが、決して安く悪いというものではなく、低価格ながらも高い機能を有しているなどコストパフォーマンスに優れているアイテムだ。自分なりにいろいろ探してみるのもいいが、迷ったら上記のアイテムをおすすめしたい。
ロードバイク初心者の人はまずはこれらのアイテムをそろえてからロードバイクを始めてみてはいかがだろう。
もちろん、ロードバイクを購入したショップがおすすめのアイテムを紹介してくれる場合はそれでもいい。(若干店舗のほうが割高ではあるが)
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