ヘルメットの買い替えタイミング

Helmet replacement timing

ヘルメットも長い目で見たら消耗品。ヘルメットを地面に落としたり、転倒したりして、ヘルメットに強い衝撃を与えたヘルメットは使用するのはおすすめしない。他にもいくつかのポイントがあるので、ここで買い替えのタイミングを紹介する。

ヘルメットの買い替えタイミング

ヘルメットは消耗品

破損したヘルメットでは安全性を担保できない

自転車用のヘルメットは外側のシェルが衝撃を分散させたのち発泡スチロール製のライナーで吸収する構造となっている。シェルは衝撃を受けても元の形状に戻ることもあるが、一度衝撃を受けたライナーは変形したままで元の形状に戻ることはない。

そのため、一度大きな衝撃を受けたヘルメットは万が一事故にあった場合、本来の衝撃吸収力を発揮できないため、そのヘルメットは使用不可。買い換える必要がある

安全のために3年経過したら買い換えが鉄則

ヘルメットは樹脂素材が多く使用されているため、風雨や紫外線などが原因で、経年劣化も進む。見た目がきれいであっても交換が必要で、耐用年数は約3年。屋外に保管していると劣化はより早くなる。

日の当たらない屋内で保管することで耐用年数を延ばすことができる。ヘルメットの下にキャップを装着したりするのも長持ちさせるポイント。

こうなったらヘルメットは使えない

ライナーが変形してしまった場合

ヘルメットは、走行中に事故にあったり、転倒したりした際、頭を守ってくれるが、頭を守るのは外側の「シェル」とその内側に貼り付けられた「ライナー」の2つのパーツ。

ライナー(ヘルメット内側衝撃吸収体)

上記画像の黒い発泡スチロール部分がライナー

このうち、ライナー部分は、素材は発泡スチロールが使われており、衝撃を吸収するという大切な機能を受け持っている。そのため、地面に落としてしまった場合など、少しの衝撃でも変形してしまうし、水分にも弱い面もある。

胸の高さより上から落下したヘルメットは買い替えがベター

衝撃の具合はシェルであればヒビが入るなどわかりやすいが、ライナーにダメージがあるかどうかはわかりにくい。衝撃の目安としては、胸の高さから一度でも落としたヘルメットはダメージを受けていることが多く、買い換えが必要と考えたい。

経年劣化はクリーニング時によく観察して把握する

買い替えのタイミングは目視で確認する。シェル部分に破損がないかの確認や、発泡部分が劣化して変色していたり、破損していたりしていないかを確認する。他にも、内装パッドがボロボロになると寿命だという証拠。

日々の走行後にまじまじと目視で確認することはないはずなので、ヘルメットのクリーニング時に、発泡スチロールや内装パッドの状態を確認するとよい。

参考リンク ヘルメットのクリーニング

長い期間ヘルメットを使い続けるために

普段の取り扱いも雑に扱わない

ヘルメットは衝撃を吸収するという構造上、一度大きな衝撃を受けるとその部分はもう二度と衝撃を吸収できなくなってしまう。

外見上は問題なくても、事故や転倒などで衝撃を受けたものは必ず交換すること。さらに、不用意に落としてしまって強い衝撃を与えってしまった場合も同様。高い場所に引っ掛けると万が一落下した場合使えない。雑に扱わないことが大切。

ヘルメットは身を守る最必須の消耗品と割り切って考える

ヘルメットは強い衝撃を与えなくても、3年ほどで使用できなくなると考えておく。ただ、身を守る最必須のアイテムなので、少々高価な消耗品と割り切って、期間が過ぎたら素直に買い換えることをおすすめしたい。

万が一の場合に頭を守るのは、ヘルメットしかできないからだ。

人気のページ

ヘルメット

ロードバイク虎の巻カテゴリー