Helmet size selection is important
ヘルメット選びでは、適したサイズを選ぶことが非常に重要。ヘルメットは実物を被ってから選ぶことが大切。サイズが適切でないと、走行中のトラブルの原因になる。ここではサイズの選び方を紹介する。
ヘルメット選びで大事なのはとにかくサイズ。靴屋さんで試着するようにヘルメットも実物を装着して選ばないと、頭に適応せず走行中のトラブルの原因になる。そのため、知識がないまま適当に通信販売で購入するのは危険。
どのブランドのヘルメットにも調整機能は付いているが、正しいサイズを選ばないと走行中や転倒時に外れてしまう。自分の頭にジャストフィットするものや、フィットさせることのできる機能が付いたものを選ぼう。
ヘルメットを購入する際には、一度装着してフィット感を確かめておくと安心。ヘルメットの装着は安全性の点からきっちりとフィットさせること重要。
なお、エントリータイプのヘルメットは、各モデル2つのサイズで展開していることが多い。小さいサイズが女性、大きいサイズが男性と思われがちだが、デザインは男女兼用のものがほとんどなので、装着してみてどちらも頭が入り、頭の違和感がなければ、装着時にズレが少ない小さめのサイズを選ぶ。
一部のブランドの一部モデルでは、女性向けモデルも存在している。例えば、OGK KABUTOのRECTは、LADIESモデルがあり、サイズは同じだが、デザインが女性向けとなっている。
装着してみてブカブカでも痛みがある場合は、ヘルメットの形状が自分の頭と合っていない可能性も。
海外ブランドのヘルメットの多くは、日本人の頭の形にあわせて作っているわけではないため、サイズは適切でも、痛みを発生することが起こりやすい。というのも、西洋人の頭の形は上方から見て楕円形に近い形になっており、日本人の頭の形は上方から見ると、円形に近い形になっている。そのため、頭の周囲が同じでも、頭の形にフィットせず、痛みを発生しやすい。
日本人 | 西洋人 | |
---|---|---|
上から見た頭の形 | 円形 | 頭の前後に長い楕円形 |
日本人向けに作っているブランドのヘルメットは、日本人の頭に向いているのでフィットしやすく痛みが起きづらくなっている。
ヘルメットは前頭部から深めに装着し、前後左右にすき間がないかを確認する。ヘルメットの前部分をまゆ毛の少し上になるように調整する。額が出ていると安全性が保たれない。
ヘルメットが小さすぎると頭に乗っかっているだけの状態となり、ヘルメットとしての機能は役に立たない。また、頭のどこかに強く当たるところがあればサイズが小さすぎる状態。大きいサイズを選ぶかモデルを変える。
サングラスを着用する場合は、ヘルメットとサングラスとのすき間をあまり空けないようにする。
あごひもはバックルをして指1、2本入るくらいの余裕を取ってストラップ調整をする。ワンタッチバックルなら初回のセッティングさえ出来ていれば、次からの着脱が手軽にできるため便利。
ストラップは締めすぎると違和感があり苦しくなる場合もある。一方で、緩すぎると万が一の際にヘルメットが外れてしまって役に立たなくなるので、苦しくならないぐらいの範囲でできるだけしっかりと締めておきたい。
メガネやサングラスはヘルメットを脱いだ際に外れないよう、ストラップの下にセットする。
後頭部にあるサイズを調整するベルトやダイヤル(アジャスター)で締め具合を調節する。調整を行い、その状態で頭を前後に動かしてフィット感をチェック。ズレなければOK。
ここでズレる量が大きい場合は、サイズが適切でない証拠。違うサイズを検討したほうがよい。
自転車用のヘルメットのほとんどはダイヤル式のアジャスターでサイズを微調整できる。この微調整によってヘルメットを頭に完全に合わせることができる。最も多くのヘルメットに採用されているのがアジャスター後部に設けられたダイヤルを操作して高さを調整するタイプ。
ハイエンドモデルではアジャスターの高さを調整することも可能なので、より自分の頭にフィットさせることができる。このあたりは実際に触れてみないとフィット感がわからないため、特に、ハイエンドモデルを購入する際は、事前にヘルメットの調整機構を含めたフィット感を体感しておくと間違いがない。
髪型が乱れるのを嫌って、後頭部だけにちょこっとのせる人もいるが、これでは頭部を守ることは不可能。ヘルメットを装着する意味がない。同様に、あご紐のストラップを装着しない状態も厳禁。衝撃を受けた際、ヘルメットが飛んでいってしまう。
頭の形にあっていないと、ヘルメットをまっすぐ装着できないことも。またサイズが大きいと走行中にズレやすい。適正なサイズで正しく装着することが大事。
ヘルメットのサイズや形状が頭の形に適していないと、頭部に痛みを感じることもあり。短時間なら痛くなくても、長時間着用するツーリング時では痛みが発生し、集中力も低下してくることもあるので注意したい。
特に、欧米人の頭の形と日本人の頭の形は形状が異なるため、欧米ブランドのヘルメットだと頭の周囲が同じでも、頭の一部がヘルメットに当たり続けて痛みを生じることもある。
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