BICYCLE BAG
遠隔地への移動手段のひとつとして電車や船や飛行機があり、この場合、ロードバイクの前後輪を外して輪行袋に収納すれば、手荷物として乗車が可能となる。この輪行袋にはロードバイク用とMTB用の他に、ロードとMTB兼用のものがある。ほとんどが折り畳むことでコンパクトに収納することができる。
輪行袋は大きく分けて2つのタイプがあり、その大きさや生地の厚さによって畳んだ際の大きさが変わってくる。薄手のものなら畳むとボトルケージに入るコンパクトなサイズになる。軽いがその分破れやすいので丁寧な扱いが必要になってくる。
色も各メーカーから様々なものを出しているが、輪行袋はどうしてもオイルなどで汚してしまうので、できるだけ汚れの目立たない濃い色のものを選びたい。
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OSTRICH(オーストリッチ) 輪行袋 超軽量型 [L-100]
オーストリッチの定番輪行袋。サドルと後ろの変速機の位置が指定してあり、入れる時の目安になり作業が早い。袋の内部は適所に補強されていて、薄い生地の割には丈夫。軽量なので携行が楽。
輪行袋にはさまざまな種類があり、一般的なものはロードバイクの前輪後輪の両方を外して収納するタイプ。このタイプは小さく、軽く、ポトルケージに入れて持ち運びができる。
難点としては、慣れるまでは自転車を入れるのに時間がかかることや、コンパクトにしないと入らないのできっちりパッキングする必要がある。また、素材が薄いため破れたりするリスクも高い。
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オーストリッチ(OSTRICH) 輪行袋 [超速FIVE]
前輪だけを外して横置きで運ぶタイプなので初心者でも入れやすい。外した前輪を入れるホイールカバーが付いているので、持ち運び時にホイールが擦れないという安心感がある。
前輪だけ外して後輪の車軸と合わせて固定し、袋をかぶせてからヘッドの部分を持って転がして歩けるタイプもある。簡易テントやグラウンドシート代わりになるものもある。ただしこれらは丈夫さや便利さとの引き換えに、当然大きくて重くなる。
鉄道での輪行を考えている人は、輪行袋によっては鉄道での輪行ができないものもあるので注意したい。というのも、輪行は鉄道以外のフェリーや飛行機などで行うこともあり、そういう場合に使えることもあるため。他にも現在程鉄道での輪行の規定に厳しくない時代に設計された輪行袋が販売されていることもある。
鉄道で使うことを想定している場合は、前後ホイールを外して入れるタイプかどうか確認してから購入すること。
他にも船やバスなどそれぞれにロードバイクを輪行する際の規定がある。交通機関によっては持ち込めない場合があるということを踏まえ、輪行前には事前にしっかりと調べておきたい。
輪行には輪行袋が必要なことは当然だが、それ以外にも必要なアイテムがある。
ほとんどの人が持ち運びのしやすさから前後輪を外して持ち運ぶ小さな輪行袋を選んでいるが、その場合は輪行袋にフレームと前後のタイヤを入れるので、お互いが接触すると傷が付いたり、最悪の場合、開けたらパーツが壊れているようなことになりかねない。
特に、カーボン製のフレームの場合は注意が必要で、カーボンは衝撃に強い面と衝撃に弱い面があり、衝撃に弱い面に何かをぶつけると、破損してしまうこともある。
他にも、袋の中でチェーンが勝手に動き回るとチェーンの油がフレームや輪行袋の中について汚れてしまうこともある。
そうならないために、フレームとタイヤが接触する部分には緩衝材を用いたり、スプロケットにはスプロケットカバーを、チェーンにはチェーンカバーを取り付けて汚れ防止に努めよう。
他にもエンド部分の保護にはエンド金具が必要。遠隔地で走る際には、これらのアイテムを入れるためのバッグなどの用意も忘れずに。
多くの人は遠隔地にもっていきやすい小型タイプの輪行袋を選ぶだろう。小型タイプの輪行袋は、折り畳むとコンパクトに収納することができ、ボトルケージに入る大きさになるものがいい。
また、重いものだと持ち運びに不便なので軽さも重要なポイントとなる。ロード用、MTB用、ロード/MTB兼用などがあり、ロード用はサイズが小さく軽く、MTB用はサイズが大きくその分重い。購入する際にはロードバイク用のものを選び、サイズを間違えないように。
色についてだが、どんなに輪行が上手になってもロードバイクを入れる以上、輪行袋は泥やオイルによって汚れてしまう。そのため、汚れが目立たない黒がおすすめだ。
エンド金具は後輪を外し、フォークエンドとステーエンドにハブシャフト代わりとして使用する。
エンド金具にはリア用とフロント用があるが、絶対に必要なのはリア用。輪行に慣れていない人は、これがないと輪行袋の上にロードバイクを立てることができないだけでなく、パッキングできなかったり大きな手間がかかる。
また、輪行時は後ろのタイヤを外すことになる。後輪を外したフレームは、特に横方向からの衝撃に弱いので、フレームが曲がったり折れたりしないようエンド保護パーツを装着する。
他にも、リアディレイラーがないためチェーンが固定されない。この状態でパッキングして運ぶと輪行袋の中でチェーンがいろいろなところについてしまい、様々な場所を汚してしまう。リア用のエンド金具はチェーンを間に通すことによりチェーンの固定ができる。後になって後悔しないように絶対にそろえておこう。
前輪を外した際にフォークエンドにハブシャフト代わりにつける。フロント用はフロントフォークの変形を防ぐためのもの。
輪行袋に入れて運ぶときにはいくら注意していても外からの衝撃を与える場合がある。万が一フロントフォークが変形するとホイールをはめることができなくなるので、こちらもそろえておくといい。
後輪を取り外した際に、スプロケットは剥き出しとなる。スプロケットカバーをしていないと、スプロケットが傷付くだけでなく、他のパーツやフレームに傷を付ける可能性があるので、必ず装着しておこう。
また、スプロケットの汚れをフレームや輪行袋につけない役目も担っている。もし購入していないのであれば最悪ビニール袋でもいいが、破れる可能性が非常に高いため、専用のカバーがやはり便利。
スプロケットと同様にむき出しとなるチェーンには、チェーンカバーを被せておく必要がある。というのは、チェーンの油分が付着したり、フレームを傷つけるのを防ぐためだ。 輪行袋によってはチェーンカバーもついている場合があるので、購入する際は調べておこう。
輪行袋に入れる際にはパッキングが必要になるが、フレームとタイヤを固定するので移動する際に擦れてしまったり衝撃を与えてしまう。そのため、緩衝材を挟んでフレームを守る必要がある。
カーボン素材のフレームの場合必須だが、傷がついてもいいのであればアルミフレームやクロモリフレームなら衝撃に強いので最悪カバーはなくても大丈夫。
作業するのに軍手をすれば手が汚れない。輪行時にはフレームとタイヤの間に挟み込んで緩衝材の役目も果たす。軍手の汚れが他のものについてしまうので、通常はジップロックなどに入れて持ち運ぶといい。
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TIOGA(タイオガ) ロード ポッド
ロードバイクの前輪後輪の両方を外すタイプの輪行袋。超軽量で持ち運びに便利。収納時はきちんとたためばボトルケージにも入れることができる。もちろん、ベルトを使ってフレームに固定することもできる。
また、最初からチェーンカバー・フレームとタイヤを固定するストラップが付いているので、別途それらのアイテムを購入する必要もないので経済的。
色は黒がおすすめ。汚れが目立たない。いろいろ気をつけていてもチェーンの油や泥汚れなどで少しづつ汚れていく。ロードバイクの梱包について多少コツはいるがそこまで難しくないので、初めての人は一度梱包から組み立てを一式やっておけば、大丈夫。
なお、ディスクブレーキモデルの輪行は若干注意するところがある。詳しくはディスクブレーキ搭載モデルはアリかナシかにて紹介しているので参考に。
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